残暑は和らいできましたが、不安定な気候が続いています。
みなさま、体調など崩されていませんか。
新しいお部屋へのお問い合わせ、ご予約をいただき、 本当にありがとうございます。
厚く御礼申し上げます。
おかげさまで、新しいお部屋にたくさんの来室をいただき、感謝しております。
さて、夏の疲れもだいぶ出てきた今日この頃ですが、休む、
それもうまく休むということは、つくづく工夫の必要なことですね。
「ほどよく」ということが大切と言われるのは、 それだけ難しいことだからかなと思います。
あれもしなくては、これもしなくては…と思うと、
焦ってドキドキしてきたり、不安になったりして、 休むどころではなくなり、
自己嫌悪におちいるという悩みも多数お聞きします。
最近ネット上では、そういった不安をひとコマの漫画などで巧みに表現した投稿が、
多くの人からの共感を得ているようです。
「わかるわかる!」と共感し、自分だけではないのだと思うと、
少しほっとしたりもしますよね。
日々大変なことがある上に、他者から厳しい言葉をかけられるのは
当然辛いこととして、
追いうちをかけるように自分自身で自分に辛くあたるのは、
ぜひとも軽減したいところです。
自分を丸ごと認めるのは難しいですが、
自分の努力や成功体験を「たいしたものではない」と過小評価しすぎていると、
満足感を得たり、喜びを感じることができなくなります。
また、そういった「過小評価」にセットのようになっているのが
「拡大解釈」という思考パターンですが、
過小評価をしている上に少しでも嫌なことがあったり失敗をしてしまうと、
「もうだめだ」「おしまいだ」と拡大してとらえてしまうため、
いわゆる「超」悲観的な思考に縛られてしまい、前に進んでいけなくなります。
以前、うつの治療において「人」が薬になる、「人薬(ひとぐすり)」ということを
斎藤環先生の本で読みましたが、ここで効果的なのは、
良いこと、悪いことを人間関係の中で分かち合うということであり、
共感によって不安を軽減することだと思います。
それと共に、自分自身でも、呪縛の言葉をかけないようにしたいものです。
上手に休むこととは、自己嫌悪も含めてそのままの自分を認め、
焦りや不安と上手く付き合うことなのかもしれませんね。
日々の生活からいったん離れて
日常でのしがらみから離れたところで、
皆様からの相談をお聴きできるのも、カウンセリングの特徴かと思います。
無意識的にでも気になることをなるべく減らし、
カウンセリングが効果的に行われる装置として、
こういった「時間、空間」が設けられているのですね。
ぜひご体験ください。お待ちしております。